偏食対策 結局何が苦手なのか?
苦手な理由
幼児期は、普通のお子さんでも好き嫌いが何かしらあるものです。
自閉症や発達障害のお子さんは、こだわりや感覚の問題が上乗せされているので、余計ややこしくなっているんですよね。
偏食対策の第一歩は、「食べない」「苦手」な理由を探ることから始めます。
食事のときの様子をじっくり観察してみてください。
こだわり
自閉症や発達障害の特徴のひとつに「こだわり」があります。時々食事にこだわるお子さんがいるようです。
トモは「色」にこだわっていました。
色が混ざっていたらいけないわけです。
だからシチューなどはNG。カレーも具沢山は食べなかったので、野菜を軟らかく煮た後、ミキサーでガーッとどろどろにして、ルーを入れていました。
そういえば、野菜はNGのくせに「青汁」にハマっている時期がありました。
ブロッコリーやホウレンソウのカタチは嫌いだけど、青汁のように「緑一色」はOKなんです。不思議でした。
逆に単色NG=具沢山OKの人もいるそうです。
おもしろいですよね。
食感
食感にこだわるお子さんも多いです。
6歳臼歯が生えて乳歯が抜け変わるころまでは、トモも食感にこだわっていたような気がします。
幼稚園の時期はカリカリ系の食感が大好きでした。
薄切りのお肉に粉をまぶして焼き、仕上げにガーリック醤油をジュッと垂らすようなメニューが毎日続いていました。
舌触りや固さにもこだわっていたようです。炒め物も薄切り肉はOKでしたが、ひき肉がバラバラに混じっているもの(麻婆豆腐)などはしばらくダメでした。
もともと感覚が過敏なので、口の中の食感にも敏感なんだろうな、という想像が付きます。
味覚
トモは、
- 苦いもの
- 酸っぱいもの
味覚に対する感覚も過敏なのだと思います。
塩コショウ・ガーリック醤油・スパイスなどは大好きでした。
好きな味をリサーチするのも大切なことだと思います。
偏食対策の第一歩は、苦手な原因を取り除き、好きな味や調理法で食べられるものを増やしていくことから始めます。
成功体験を積み上げることが大切です。
関連記事
- 偏食対策-料理本
自閉症や発達障害児の中には、好き嫌いが激しく親も悩んでいる場合が多いですが、小学生になった我が子はリクエストした料理を食べれるようになりました。 - 偏食-成長とともに状況も変わる
自閉症や発達障害児の偏食問題は、本当に大変。でも、成長とともに状況が変わってきます。希望をもって忍耐強くチャレンジすることが大切です。 - 偏食対策-調理法の工夫
自閉症や発達障害の子どもたちの偏食対策。見た目や調理法を変えてみるのもひとつの方法。我が家の例を紹介。 - 偏食対策 結局何が苦手なのか?
自閉症や発達障害児の偏食対策をはじめるまえに、何が「苦手」なのかをリサーチする必要がある。 - 偏食 拒絶反応と対処方法
自閉症や発達障害の子どもたちの中には偏食がひどい子がすくなくありません。嫌いな食材が出てきたときの、様子や親の対処方法などを紹介 - 偏食との闘い-現在進行中
発達障害児の偏食は、こだわりや感覚の問題があり、一筋縄ではいかない。お子さんの特徴を踏まえたうえで対処する必要がある。我が家の例を紹介。 - 食事はコミュニケーションの重要な手段
偏食を治したいもう一つの理由。食事はコミュニケーションの重要な手段であるということ。幼いうちから克服したいスキルのひとつ。 - 偏食-なぜいけないのか?
偏食はなぜいけないのか? - 偏食-本当に大変です!
自閉症や発達障害児の中には偏食がひどい子が少なくないです。普通のお子さんなら成長とともに偏食も治っていく場合が多いのですが、発達障害児の場合、偏食を治すのはとても大変です。現在進行中の偏食対策を紹介します。
コメントする