偏食対策-料理本
トモが小学校に入った頃のことです。
あるとき、図書館で借りた料理の本を
机に置きっぱなしにしていたことがありました。
気が付くと、トモが一生懸命ページをめくっていました。
そして「これ」とあるメニューを指差したんです。
それは、ハンバーグでした。
ハンバーグは、今まで苦手なメニューでした。
ひき肉の中に何が入っているかわからないという理由で
疑い深いトモは手をつけませんでした。
ところが、レシピ通りに作ってみると・・・
おかわりしてぺロリと平らげたんです!
ビックリしました。
玉ねぎもみじん切りにして入ってましたし、
作る過程も見せたんですけど、「おいしい」って
言ってました。
自分が決めたメニューは食べられるように
その後、いろいろ観察していくと
自分が決めたメニューは食べる
ということに気が付きました。
レストランに行って、メニューを決めますよね。
そして、自分が食べたいものを決めるわけですが
決めたものは責任もって食べられるようになりました。
ときどき、失敗もします。
頼んだものが「あれっ」と思うものもあったりします。
でも、自分が選んだものだから、頑張って食べています。
幼児期は難しいと思いますが、小学校に入ってくると
責任感のようなものも芽生えてくるのかなぁ・・・
見ていて思います。
相変わらず具沢山はNGですが、食材数が少ないものを
自分なりに選んでいるようです。
料理本も、トモにとってはメニュー表のようなものなんでしょう。
自分でリクエストしたら、食べてくれます。
最近、ちょっぴりうれしいです。
ちなみに、トモのリクエスト率が高い本は↓これです。
最新版 小林カツ代の基本のおかず (主婦の友新実用BOOKS)
材料がシンプルで見た目がおいしそうに感じたのかもしれません。
この本の中のすべてのメニューがOKではありませんが、ギョーザとハンバーグが
"小細工なし"で食べられるようになりました。
お子さんのお気に入りの1冊が見つかると母親としても精神的に楽になりますよ。
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