偏食 拒絶反応と対処方法

幼児期は、誰にでも好き嫌いはあると思いますが、自閉症や発達障害児の好き嫌いはハンパじゃありません。

「嫌だ~」という意思表示でこちらがメゲそうになることもありますが、嫌いな食べ物を減らしていく=偏食対策は、子どもとのコミュニケーションの重要なポイントのひとつだと思います。

拒絶反応-嫌いなものだという意思表示

自閉症や発達障害のあるお子さんの嫌いな食べ物に対する拒絶反応って、 びっくりするくらい激しいときがありますよね。

我が家はトモが初めての子どもだったので、最初は驚きましたし、
正直言ってショックを受けました。

主な拒絶反応は

  • 食事のときにのけぞる
  • 泣く
  • 口に入れると吐く(ペッと出すのではなく、激しくおう吐)
  • 暴れる
などでした。

トモの場合は吐いたり、ベソかいたりすることが多かったです。

トモの場合は性格がおとなしいほうだったので、その程度でしたがお友達のお母さんに聞くと、気性の激しいお子さんはパニックを起こすこともあったとか。
  • 食べ物を投げる
  • お皿をひっくり返す
  • 部屋の中を暴れまわる ・・・
ここまでくると、本気でなんとかしたい!!と思いますよね。

拒絶反応はお子さんが親御さんに発している重要なメッセージだと私は考えています。

お子さんの性格によって、発するメッセージの強弱はあると思いますが、きっとお子さんは自分のメッセージを受け止めて欲しい、そう思っているのではないでしょうか?

成長してくると、自分の気持ちを言葉にして伝えることができますが、幼児期は言葉が出なかったり、表現できなかったりします。

そうすると子どもたちは体で意思を表現しようと思うみたいです。

↑↑ よく考えると、これってすごいことだと思いませんか?

親にとっては困ったことでも、子どもは必死に自分に注目して欲しいとメッセージを発信し続けているのですから・・・

拒絶反応をどう受け止めるか?

そして親はどんな対処をしているのでしょうか?

よ~く考えてみてくださいね。

きっと まず最初は
怒る 
と思います。

母親の心理としては当然そうなりますよね。

で、その後どうしますか?

 ①怒って放っておく
 ②あまりにも暴れるので、親の方が折れて好きなものを与える
 ③無視(しばらくそっとしておいて様子を見る)
 ④「食べたくないんだね」といちおうは認めつつ、「ちょっぴり頑張ろうか」と
  量を減らす

①のパターンが多いのではないかと思います。
私もそうでしたし(汗)

ただ、気性の激しい子は放っておくとだんだんテンションあがってパニックになる子が多いようです。私の周りもそうでした。

パニックが続くと、母親も精神的に参ってしまい、②のように親の方が折れてしまうパターンが多いです。

ですが、子どもは日々の様子を学習していますから
  パニック起こす
    ↓
  好きなもの食べられる
    ↓
  嫌いなものが出るたびにパニック起こして親をコントロールするようになる

そういうパターンに陥らないとも限りません。
ご飯食べないからといってお菓子を与えているお母さんは要注意ですよ!

ある程度大きくなってくると、無視して様子をうかがって対策を立てる③の方法でもいけますが、2~3歳頃が一番難しいです。

その時の心理状況にもよりますが、私はできるだけ④のパターンになるように努力してみました。そうすると、子どもの様子が落ちつくんですよね。食べられないことには変わりないのですが、受け止めてあげると様子が全然違います。
試してみてくださいね。

どうやって食べさせようか・・・というのは次の段階なのですが、とりあえずは子どもの気持ちを受け止めてあげるというのが大事だと思います。

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