発達障害児の暑さ対策
今年はいつも以上に暑いと感じるのは
私だけでしょうか?
今年の夏は、日本中で節電をテーマに
頑張っていると思いますが、
温度変化に弱い発達障害児、
とくに就学前のお子さんの体調管理が心配です。
温度調節が苦手な発達障害児
発達障害児の中には、温度調節が苦手なお子さんが
少なくありません。
通常ですと
暑い ==> 汗をかく ==> 体温を下げる
ということを、体が勝手にやってくれています。
このとき
脳が体の各器官から入ってくる情報をキャッチし、
的確に指令をだしているんですけど、
私たちはそういうことを意識していないですよね。
ところが、発達障害児は
暑い ==> なんかいつもと違う ==> なになに??
と余計なところに体が反応してしまい、
「汗をかいて体温を下げるぞ」という脳からの指令が
体の各器官に伝わりにくいようです。
ですから、熱がこもり過ぎて発熱したり、
気分が悪くなったりしやすいです。
大人になったら、
温度変化に体が適応できるようになってくるのかな・・・と
期待しつつわが子の様子をみていますが、
やっぱり気温の変化は気にして様子をみています。
暑さ対策
水分補給
大切なのは、やはり水分補給ですよね。
幼児期のお子さんの中には、
トイレトレーニング中のお子さんも多いと思います。
沢山水分補給をすると、なんどもトイレに行かなくてはならないと
本人が思ってしまうと、水分補給を拒否する場合があります。
冬場に比べると、汗で出てしまう水分も多いので、
それほどトイレに行く回数は増えない
ということをお子さんに説明して、納得させてあげてくださいね。
休養
暑いと体力を消耗しますから、お昼寝は重要と考えています。
幼稚園時代の我が家のスケジュールには、
夏場の予定にはかならず「お昼寝」タイムを設けていました。
食事
食事も胃に負担のないものを食べさせてあげてください。
冷たいものばかり与えると、お腹を壊すことがあります。
我が家の例ですが、
炎天下のスポーツ教室で、
きんきんに冷やしたお茶を持たせたところ、
お腹を壊してしまったことがあります。
あまりの暑さに、トモの頭の中は
「暑い」ということでいっぱいだったのでしょう。
冷たいお茶を飲んで体を冷やすということができずに、
胃だけが冷えてしまい、お腹を壊してしまいました。
エアコン
今年の夏は、節電と言われているだけに、正直使いづらいです。
でも、生活環境を適温に保つことで、子供たちの精神状態は安定しますから、
発達障害児は温度管理が大切だと思っています。
知り合いの娘さんは、重度の自閉症でしたが、
部屋の温度は1年中26℃と決まっていました。
26℃という温度が、彼女にとっては
一番落ち着ける温度だったそうです。
お出かけ
夏休みなどは、お出かけする機会も多いと思います。
暑いときは、体力を消耗しますし、
多分お子さんの機嫌もよくないと思います。
大事なのは「無理をしないこと」です
適度な休憩をとりながら、夏を楽しく過ごしたいですよね。
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